スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

キャロライン・ヘインズ 「ダリアハウスの陽気な幽霊」創元推理文庫

作者のキャロライン・ヘインズは、キャロライン・バーンズという別名義でHQから「ミシシッピ・スキャンダル」「黒猫ファミリア」「黒騎士の素顔」「失われた伝説」という作品を出版しています。そしてリジー・ハートという別名義で創元コンテンポラリから「ミシシッピ・シークレット」という作品が出版されています。
さて、本作品ですが<ミシシッピ・デルタ・シリーズ>として現在7作品が出ています。コミカル&コージー・ミステリと帯にありましたが、コージー・ミステリというのは、探偵役が素人で容疑者が極めて狭い範囲のコミュニティに属している、暴力表現を極力排除しているミステリを指すそうです。
キャロライン・ヘインズのHPはこちら→http://www.carolynhaines.com/

Them Bones
Them Bones
第2作目「BURIED BONES」
Buried Bones
第3作目「SPLINTERED BONES」
Splintered Bones
第4作目「CROSSED BONES」
Crossed Bones
第5作目「HALLOWED BONES」
Hallowed Bones
第6作目「BONES TO PICK」
Bones to Pick (A Southern Belle Mysteries)
第7作目「HAM BONES」
Ham Bones (A Southern Belle Mystery)
女優の夢破れ、故郷のミシシッピ・デルタに帰郷したサラ・ブース・ディレイニーは、相続した豪邸ダリアハウスの維持費がかかり、借金がかさむ一方だった。先祖伝来のダリアハウスを維持する力がないサラは、金持ちの男性と愛の無い結婚するか、屋敷を手放すしか道はなかった。どちらも気が進まないサラに、ダリアハウスに住み着く高祖母(曾々祖母)の世話係だった幽霊ジティから「友人の愛犬をさらって身代金をせしめろ」と唆される。銀行の頭取と結婚したティンキーは、サラの数少ない友人の1人だった。罪悪感に駆られながらも、ジティの提案にのってしまったサラは、ティンキーの愛犬を誘拐し脅迫状を送り付ける。そうとは知らないティンキーは、サラに身代金の受け渡しを頼み、無事に愛犬を取り戻す。サラの行動力に感激したティンキーは、あることを調査して欲しいとサラに依頼する。それは、昔付き合っていたハミルトン・ギャレット5世の身辺調査というものだった。ハミルトンの両親は20年前に悲劇的な事故で亡くなっていたが、その死には不審なものがあった。ハミルトンの姉は両親の死をきっかけに精神病院に幽閉され、両親を殺したのでないかと疑われたハミルトンはヨーロッパに行ったきり帰って来なかった。しかし、そのハミルトンが20年ぶりに故郷に帰って来ると街の占い師マダム・タミーカから予言されたティンキーは、サラに事件の真相を探り出して欲しいと言うのだった。渋々ながらも依頼を受けたサラは、事件を知る人々から話を聞き出して行くが、新たな殺人事件が起こってしまう。

コージ・ミステリというものを初めて読んだのですが、なかなか面白かったです。ダリアハウスに住み着く幽霊ジディは、南北戦争時代に生きた黒人奴隷の女性ですが、当時仕えていたサラの曾々祖母とは固い絆で結ばれていて、ディレイニー家の子孫たちを見守り続けています。ディレイニー一族の最後のひとりなったサラは、上流階級で育った33歳の独身女性。同級生たちは同じ階級の裕福な男性と結婚して安定した生活を送っているのですが、愛情があって結婚したわけではないので、夫婦生活は冷え切っています。そんな結婚は御免とばかりに、「子孫を残せ」「金持ち男と結婚しろ」などとはっぱをかけ続けるジディの言葉を無視しているサラには、ハロルドという銀行員で資産家の求婚者がいるのです。しかし、ハロルドに対して「トキメキ」を感じていないサラは、2人の関係を進めるのを尻ごみしています。そんな時、現われたのが両親を殺害したと噂されるハミルトンでした。出会った瞬間、恋に落ちてしまったサラでしたが、ハミルトンは過去のことを穿り返すサラを「ゴシップ好きな女」として撥ねつけます。2人の恋の行方は前途多難で、ロマサスのようにハッピーエンドとは行きません。ロマサスを読み慣れた私としては、物足りなさを感じましたが、ロマサスに飽きている人にはいいかも…。ミステリの方は、いろいろな所に事件の鍵となる部分が随所に散りばめられているのですが最後の最後まで犯人が分からなかったです。縺れた糸を解きほぐすかのように事件の真相に迫っていくサラの素人探偵ぶりに目を奪われました。でも、もう少しサラの個性を引き出して欲しかったですね。その点は2作目以降に期待したいです。その2作目「BURIED BONES」ですが、翻訳が決まっているそうです。いつになるかは分かりませんが、1作目を忘れないうちに翻訳して欲しいですね。
スポンサーサイト

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブログ内検索
プロフィール

nagisetu

Author:nagisetu
1日2冊を目標にお金が尽きるまで読書に励んでいます。

カテゴリー
最近のコメント
リンク
FC2カウンター
FC2ブログランキング
FC2ブログランキング
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア

フリーエリア
BLOG PARTS
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。