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アリスン・ブレナン 「THE PREY」集英社文庫

10月の新刊情報でもお伝えしましたが、今月から3ヶ月連続で刊行される<元FBIアカデミー・シリーズ>の第1作目をご紹介します。
この作品、全く注目していなかったのですが全米でミリオンセラーとなっているそうです・・・。
アリスン・ブレナンのHPはこちら→http://www.allisonbrennan.com/

「THE PREY」
The Prey
The Prey

第2作目「THE HUNT」
The Hunt (Ballantine Books)
The Hunt (Ballantine Books)

第3作目「THE KILL」
The Kill
The Kill
ある事件をきかっけにFBIを辞めた元捜査官のローワン・スミスは、長年の経験と知識を生かて書いた推理小説がベストセラーとなり5作品をヒットさせる売れっ子作家へと転身した。コロラドで執筆活動をしていたローワンだったが、発表した作品が映画化されたのを機にアメリカ西海岸・マリブのビーチハウスで仮住まいをしながら映画の脚本を手掛けることになる。平穏で充実した毎日を送っていたローワンの元に、無数の記者が詰めかけ、ローワンが発表した作品を模倣したような殺人事件が起ったと知らされる。「殺害現場、手口、被害者の名前、職業、ルックス」全てが同じで、遺体の傍らにはローワンの作品が置かれていた。彼女の身を案じた映画プロデューサーは、ボディーガードを雇い、嫌がるローワンの元に送りつけてくる。元警察官のマイケル・フリンと彼の妹でコンピューターの専門家でもあるテス・フリン、そしてマイケルとテスの兄で元DEA(麻薬取締局)捜査官のジョン・フリンの3人は、ローワンの警護をしながら、彼女の身辺調査を開始する。しかしローワンの過去は何者かによって封印され、FBI捜査官になる前の過去は一切明かされていなかった。被害者女性に同情を寄せ恋に落ちた過去がある心優しいマイケルは、凛として美しく、気丈な態度を取り続けるローワンに惹かれていく。そしてジョンもまた何かを隠すローワンを容赦なく追いつめながらも怯えと恐怖を隠し、毅然と立ち向かって行くローワンの姿に心惹かれるものを感じ始める。フリン兄弟に守られながら生活を続けていたローワンの元に、真っ赤なリボンが巻き付いた人間の髪が送られてくる。その髪を見た瞬間、自分が辞職に至ったある事件と、そして心の奥に封印して来た悲惨な過去を思い出したローワンは、犯人の狙いは彼女自身で、封印された彼女の過去を知る者の犯行だと気付く。

登場人物の背景が全く分からないまま事件が唐突に始まるので正直言って前半はかなり読み難かったです。情景描写がイマイチで、細切れに進むというか、場面がブチッと切れるというか・・・。全体的に荒っぽいのです。それから一番の難点は、太字が多いということです。原書が太字になっているなら構わないのですが、訳者が意図的に太字にしていたとしたら、作品の雰囲気が変わってしまうのではないかと危惧するところです。そんな感じで前半はイライラしながら読んでいたので、ページを捲る速度も減速気味でしたね。ストーリ自体は面白いし引き込まれるものを感じましたが、登場人物に個性を感じることが出来なかったです。優秀な捜査官だったと書かれているヒロインでしたが、自分の過去と事件を結びつけるのに時間が掛かり過ぎて、およそ優秀とは思えなかったし、人を寄せ付けない孤独な女性として書かれてあっても、心に響くものはなかったです。ロマンスの方ですが、魅力的な男性2人が(しかも兄弟!)ヒロインに惹かれてしまい火花を散らす攻防戦が始まるのですが、イイ男2人に迫られるほどヒロインがイイ女だとは思えなかったので、熱くもなれなかったですね。サスペンスの方ですが、ヒロインの周りで殺人事件が起っているわけではないので(例外もありますが)仕方がないのですが、悲惨な事件も遠い場所で行われている他人事のような感じがして面白みがないし、迫り来るものもない、全てにおいて中途半端なので、読了感もパッとしなかったです。来月出る2作目の「THE HUNT」は、モンタナ州の山岳地帯で救助活動をしているミランダがヒロインとして登場します。本作品でも登場しているFBI捜査官のクインシー・ピータースンがヒーローとなるようですが、2人はFBIアカデミーの同期で元恋人という設定になっています。2作目も読むつもりでいますが、あまり期待しないでおこうと思います。
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テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

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確かに

出版社の宣伝文句のわりに?という感じだったのは、わたしだけ……と結構不安に思ってました(笑)面白くないわけでは無いけど、深くないと言うか。この手のテーマは結構多いので、もう一つひねりが欲しかったです。
でも、次回作も買ってしまうんですが(汗)

haohao-kさん、おはようございます。
同じ意見で良かったです。「深みがない」その通りです。ヒロインにもう少し個性があったら面白かったのですが、それが無いので面白さも半減といった感じでしたね。2作目はもう少し成長しているのかな・・・。

やはりヒロインの性格って大事ですよね。この頃邦訳される作品ってイライラするヒロインが多くて・・・。
もっと可愛いヒロインの作品が読みたい。

れもんねこさん、今晩は!
この作品のヒロインはイライラさせられるというのも無く、存在感が感じられないヒロインでした。私も可愛いヒロインが読みたいです!

かわいい個性あるヒロイン。

個性的な、かわいらしい?ヒロインに出会いたいなら、アン・アシュリーです。ヒストリカルものですが、「華麗なる貴族たち」、「子爵の憂鬱」などおすすめです、かわいいかどうかはご判断に任せますが、個性的で元気のいいヒロインたちです。

yone さん、アン・アシュリー全作読んでいます。今月刊も盛り上がりには欠けますがヒロイン可愛かったですね。

nagisetuさん、ストーリーも当然大事ですが、ヒロイン次第ですよね。
存在感のないヒロインって・・・ですね。

yoneさん、今晩は。
アン・アシュリーの作品は「消えた子爵夫人」を読んだことがあるのですが、ヒーローが好きになれなくて他の作品は読んだことが無いのですよね。スピンが多いということもあって手が出せない・・・。
可愛くて元気なヒロインってなかなかお目に掛かれないです。

れもんねこさん、今晩は。
確かにヒロインの存在感って大切ですよね。王道のロマンスだと心優しく健気なヒロインが好きですが、ロマサスだと大人で冷静で精神的に強いヒロインが好きです。

読みましたょ。

いろいろな方のコメントで少々腰が引けてしまって、なかなか、手がつけられなかったのですが、今日やっと読みました。確かに、深みがない、そうですね、発想したストーリーはおもしろいと思いますが、全体に書き込みがたりないというか、作者自身もこのストーリーを発想したことに満足してしまって、行間に必要な情緒的な部分がたりないように思いましたね。でも、こういうタイプは2作、3作とおもしろくなっていったりするので侮れないのですが、私が釈然としないのは犯人のボビーが精神異常者なのか、そうであってもなにか原因があって狂気の行動に走ったのかそこら辺が曖昧なのが気になるし、最後の方で彼だけ父親が違うようなことが語られているところもはっきりしない。もちろんヒロインがもとFBI捜査官にしては脆弱だし、まあ、いろいろな他の話でもFBI捜査官のヒロインは割と悲惨な経験をしているパターンがおおいですが・・・。ということで、次回作に期待して・・といってももう出ているのでよんだ方感想を教えてください。

ザ・ハント

読みました。1作目より面白かったです。
1作目のFBI捜査官が2作目のヒーローで、時間的にも次の事件が2作目でした。ヒロインは、犯人に対する恐怖と怒り・ヒーローとの関係に苦しんでいました。全てを克服したヒロインの強さが素敵でした。事件自体は結構残酷ですが・・・。

yoneさん、今晩は!
お返事が遅くなってゴメンナサイ!ご存知の通り、仕事が忙しくて中々PCの前に座れない現状が続いております(汗)
ところで、「THE PREY」の感想、ありがとうございます。私が言いたかったこと全てが書かれてあって脱帽致しました。処女作品から完成度が高い作家さんもいますが、この作者さんについて言えば、まだまだ修行が足りないというか、頭の中にあるイメージをもっと活字にして書いて欲しかったな・・・と思います。2作目は購入済ですが、まだ読んでいません。未読の新刊が山積みされていて、どれを読もうか検討中です。

ミーシャさん、今晩は!
おぉ、ここに読まれた方がいらっしゃいました(笑)
1作目よりも面白かったのですか!それは吉報です。元サヤものって苦手意識がるのですが、(HQの元サヤものってヒロインが性的にヒーローを拒めなくてすぐに受け入れてしまうものが多いのが嫌なんですよね)ヒーローとの関係に苦しむヒロイン、気になりますね。

私も「THE HUNT」読みました。前作よりは、面白くなっていたように思います。ヒロインの犯人への恐怖心や、生き残った罪悪感、ヒーローに対する裏切られた、でも未だに思い切れないという葛藤が、これでもか、これでもか、これでもかと書かれています。
ただ、ヒーローの裏切りって言うのも前作でもとんでもないひどいことのように書かれていましたが、それもヒロイン(と女友達)の独り相撲というか。
冷静になったら、理解できたのに事件に心を囚われていたとはいえ、十年も放っておいて、今も愛してると言われても(はぁ?)とヒロインの妄想ぎみの部分にはちょっと引いたかな。
でも、三冊目も買うんですが(笑い)

haohao-kさん、おはようございます!
何だか読みたくなってきましたよ(笑)
11月に入って3冊目も出ることだし、ここは重い腰を上げて読むことにします。
回を重ねるごとに成長して行く作家さんだといいな・・・。

読みました。2作目

一言で言えば、1作目よりよかった、うまくなった?・・・ということです。凶悪事件がメインではなく、実は10年音信不通だった恋人たちの修復物語というべきか・・・事件自体はアレックス・カーヴァー風でもあり、レイプ殺人事件にはありがちな展開ですよね。変わっているところは犯人の兄でもなく、父でもなく、姉と、母親が犯人の精神状態に重要な役割を果たしているという点です。だだ、それも扱いは割とあっさりなので、書き込みがたりないといえばたりないと・・・。一作目の時は作者ばかりでなく、翻訳者も力不足なのかなと思ったのですが2作目がそうでもないので、まあ翻訳もうまくなったのかもしれませんね。

yoneさん、おはようございます!
おぉ、読まれたのですね!私は週末読もうと思ったのですが、なかなか忙しくて1冊も読めませんでした(泣)
1作目よりも上手くなったと聞いて、ますます読みたくなりましたよ。
ロマンスの比重が高そうですが、まあ、それはそれでいいかな・・・と思います。

読みましたよ。

こんばんわ、3作目「ザ・キル」読みましたよ~。私の推察したとおリ、一番おもしろかったです。ストーリーも人物設定も破綻のないできで、最後までつじつまの通った話になっていました。行間の書き込みも前2作に比べて、密度高く、泣かせどころまでの盛り上げ方も上手くなっていました。すでに違うシリーズを書き終えたそうで、今後楽しみな作家ですね。

yoneさん、今晩は!
成長して行く作家さんで本当に良かったです。
分厚いので、2作目を読むのが億劫でした(笑)
行間の書き込みって本当に大事ですよね。多すぎるとシツコイと感じてしまうし、逆に少ないと深みが無い作品になってしまうし。
年末年始で読めると良いのですが、その前に「トラブルシューター」シリーズを読まないと…。明日には「アリッサ~」が届いてしまう…。

こんばんわ、アリスン・ブレナンの「プリズンブレイクシリーズ」の最終巻「欺かれた真実」まで読み終わって,この作家が小説家として非常にうまくなっていることに驚かされています。このシリーズはキンケイド兄弟が毎回脇役で出てくることも嬉しいですが、サスペンスの部分も人物描写とロマンスの部分も前シリーズから比べると格段によく練れれいるのがわかります。最初の一冊目の時に,深みがないなどといったことなどどっかにおいてきてしまったような感じですね。ただ キンケイド兄弟の話が完結していないので,これから,また新しいシリーズが始まるのでしょうね。楽しみです。
私のお薦めの作家を一つ。推理小説なんですが デイヴィット・ハンドラーというんです。最近3冊目がでてミッチ・バーガーというちょっと太めな映画評論家が主人公で前作から恋人もできてロマンスの方もけっこうしっかりあります。この恋人が黒人で美人でセクシーな保安官なんです。おもしろそうでしょ。お時間があったら是非読んでみてください。1冊目が「ブルーブラッド」、「芸術家の奇館」「シルバースター」と続きます。講談社文庫です。

Re: タイトルなし

yoneさん、おはようございます。
アリスン・ブレナンの作品、実は最初の巻だけで読むのが止まっております。
ゴマ文庫から出ている作品はシリーズものだったのですね。知らずに購入しておりました。
取り合えず出版されているものは全て購入済みで、いつかは読もうと思っているのですが、最近はヒストリカルやパラノーマルばかり読んでいるのでロマサスに手が伸びません。いずれ読みます。
でも、最初の作品よりも進化しているとお聞きしてホッとしています。
デイヴィッド・ハンドラーの作品、面白そうですね。探してみます。
最近読んだタラ・ジョイの「星空がくれた恋人」は、宇宙人がヒーローという突拍子も無い設定で吃驚しましたよ。分からない言葉がたくさん出てきて話の内容に着いていくのがやっとでした。まあまあ面白かったですが、注釈つけてくれたほうが読みやすかったです。
出たばかりのララ・エイドリアン「真夜中のキス」は昨日読み終わりましたが、最近流行りの?ヴァンパイアものでこちらも中々面白かったです。タラ・ジョイもララ・エイドリアンもシリーズものらしく、続編が楽しみです。 
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