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ビバリー・バートン 「忍び寄る永遠」MIRA文庫

甘美すぎた誘惑」で脇役の刑事として登場したジム・ノートンがヒーローとして登場する「忍び寄る永遠」のご紹介です。「甘美すぎる誘惑」は私的にイマイチだったのですが、ジムの存在はひと際目立っていたので、とっても楽しみにしていました。
ビバリー・バートンのHPはこちら→http://www.beverlybarton.com/

Close Enough to Kill
Close Enough to KillClose Enough to Kill
保安官だった祖父や父親のあとを継ぎ、アダムズ群初の女性保安官となったバーニー・グレンジャーは、2週間前から行方不明になっている女性の捜索に不眠不休であたっていた。保安官になって2年半、解決できなかった行方不明の事件はなかったが、今回の事件は懸命の捜査にも拘らず、解決の糸口を見つけられずにいた。苦悩するバーニーの元に、主任副保安官としてやってきたのが、かつてバーニーが幼い胸を焦がし憧れていたフットボールの選手、ジム・ノートンだった。
テネシー大学でフットボールのスター選手だったジムは膝の怪我が元でプロになる夢をあきらめ、メンフィス警察で殺人課の刑事として第2の人生を歩み始める。大学時代に知り合った妻との間には息子も授かり、順風満帆の人生を送っていたが、ある時、ジムの過失が元で同僚を死なせてしまい、それを機に結婚生活を含む全てが破綻してしまう。昇進の道を断たれたジムにとって一人息子のケビンがたった1つの生甲斐となったが、元妻が再婚を機にメンフィスを離れることになり、息子のそばにいるためにジムはメンフィス警察を辞め、アラバマ州アダムズ群の副保安官の職を得る。着任して直に主任捜査官として行方不明の捜査に当たるが、捜索の甲斐も無く女性は遺体として発見され、被害者の容姿とよく似た女性がまた1人、行方不明となってしまう。

前作が前作だけに(笑)あまり期待しないで読んだのですが…あっという間に読み切ってしまいました。人生に疲れ果てた40歳のヒーローは、息子のためだけに警部補という地位をなげうって、片田舎の副保安官になるのですが、上司となったヒロインは公正で誠実な女性で、何かとヒーローの窮地を救ってくれるので、寂れ切ったヒーローの心を温かく癒してくれる大切な存在へと変化していきます。しかし、出会った途端、性的に惹かれ合うというHQやロマサスのお決まりパターンとは一味違い、ヒーローが性的に惹かれたのは、美人でセクシーなヒロインの妹、ロビンでした。彼女は元妻と同じタイプの女性で、貞操観念に欠け、複数の男性と奔放な性生活を楽しむような女性だったので、ヒーローはロビンとの関係に二の足を踏んでしまいます。性的に惹かれるのは妹だけど、心を揺さぶるのはヒロインという複雑な三角関係に始終ヤキモキさせられました(笑)外見上の美しさに惑わされ、大切に思っている人たちを傷付けてしまうヒーローのダメさ加減がある意味良かったですね~。ヒロインに対する自分の気持ちに気付いた時には既に遅しで、自分で築いた関係から抜け出せなくなってしまうのです。
ヒロインは、初めて会ったときからヒーローに惹かれるのですが、ヒーローのお目当ては自分ではなく妹だったので、男性を虜にする妹の魅力には到底敵わない、ヒーローが妹に惹かれるのは仕方がないと半ば諦めの極致にいるのです。恋人になれないなら、せめて友人として良い関係を築きたいと思ったヒロインは、親子関係が悪化する一方のヒーローとケビンのために緩衝材となって仲を取り持つのです。切ない片思いに胸を焦がすヒロインでしたが、常に相手を思いやり、理性的で大人の対応をするヒロインに拍手でした。長身でがっしりした体格のヒロインは、整った顔立ちをしていても、女性として自信が持てずにいるのですが、水着姿のヒロインを偶然見てしまったヒーローは、堅苦しい制服の下に豊満でセクシーな体があることに気付き、ムラムラ度が更に増して行きます(笑)このシーンから2人関係は急速に進展して行くので、かなりお気に入りのシーンとなりました。色々な側面からこの作品を読むと、本当に面白く奥が深いなと感心させられました。ヒロインとヒロイン父との関係や、妹との関係、そしてヒーローとケビンの入り組んだ親子関係。ヒロインを取り巻く保安官事務所の面々が織り成す恋愛(不倫)話。誠実な人はいないのか?と疑いたくなるような人ばかりで、それ故にヒロインの飾らない誠実な人柄が光っていました。さて、サスペンスの方ですが、こちらもかなり期待しないで読んだのですが…前作同様、人が殺され過ぎ…という面はありましたが、なかなか面白かったです。ヒロイン達の努力も虚しく、次々に犠牲者が出る、犯人の異常な心理に恐怖さえ感じました。でも、どこかで読んだことがあるなと思える犯人だったので、そこはちょっと残念。第3作目の「THE DYING GAME」は「甘美すぎた誘惑」で登場した腕利き弁護士ジャッド・ウォーカーがヒーローとして登場します。
久しぶりのレビューで、かなり長文となってしまいました(笑)

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テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

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年末年始は、読む本がたくさんあるので、実は購入の予定はなかったのですが。レビュー読んで早速購入。おもしろかったし、結構はまりました。丁寧に感情の移り変わりが描かれる作品は好きです。ビバリー・バートンは派手ですが、若干荒っぽいと思っていて、敬遠気味でしたが、興味がわきました。
でも、前作は・・・・・・なんですよね

haohao-kさん、今晩は。
んっ?haohao-kさんは、前作を読まずに2作目から読んだのでしょうか?たぶん、前作を読んでいたら、もっと面白かったかもしれません。でも、お勧め出来ないのですよね~。彼女の作品は、当たり外れが多くて(外れの方が多いかも)この作品は当たりでしたが、前作もvillagebooksから出ている作品もお勧め出来ないのですよね。荒っぽいという表現はピッタリだと思います。

れもんねこさん、こんにちは。
『忍び寄る永遠』、昨日読み終えました。
前作と比べて、ヒーローとヒロインがかっこよく、2人が結ばれてよかったです。
サスペンス面としては、もう少し早く解決できなかったんだろうか?と思いながら読んでました。
この作品は私のお気に入りの本になりました。

千菊丸さん、今晩は。
管理人の「nagisetu」ですe-68
読了お疲れ様です。1作目は何だったの!?と思えるほど、2作目は良かったですよね?ヒーロー、ヒロインともに人間臭い感じというのでしょうか、失敗しながらも前を向いて生きている2人に共感できました。
サスペンスは、ちょっと人が殺され過ぎる気がしました。
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