ジュリー・ガーウッド 「メダリオンに永遠を誓って」villagebooks 

太陽に愛された花嫁」に続く、ハイランド2部作の完結編をご紹介します。この作品のヒーローは「太陽に愛された花嫁」でヒーローだったアレック・キンケイドの弟が(血の繋がりは無いです)ヒーローとして登場します。ちなみにメダリオン【medallion】とは、「大きな徽章(きしょう)やメダルの付いた飾り」「肖像画などをレリーフした円形のカメオ」のことです。
ジュリー・ガーウッドのHPはこちら→http://www.juliegarwood.com/

The Wedding
The Wedding

1119年、スコットランド。イギリス貴族の令嬢ブレンナは、父親が決めた顔も知らないスコットランド領主の元に嫁ぐことになり、その旅の途中でハイランドの戦士を名乗る屈託な男達の襲撃に合ってしまう。首領の男はコナー・マカリスターと言い、幼い頃ブレンナが憧れを抱き、プロポーズをした相手だった。そのプロポーズを受けるためにブレンナを迎えに来たと言うが、本当の目的は宿敵であるマクネアの鼻を明かすために、マクネアの花嫁となるブレンナを奪いに来たのだった。16年前、何者かの裏切りと手引きによって父親と多くの兵士を亡くしたコナーは、証拠が掴めないもののマクネアが裏で手を引いていると考えていたため、小競り合いを続けて来たが、復讐の手段として奪ったブレンナに一目会った瞬間から、彼女の美しさに我を忘れてしまいそうになる。だが、今際の際に父が残した言葉に囚われていたコナーは、決して花嫁に心を奪われないと誓っていたため、ブレンナに惹かれて行く気持ちに目を背けていた。一方、ブレンナは復讐の手段として利用されていることを知りながら、良き妻としてコナーを支えようと決心し歩み寄ろうとしたが、コナーの頑なな態度と心無い言葉に深く傷付くのだった。

「裏切り者には制裁を」とばかりに復讐心に燃えるヒーロは、復讐の炎が消えないように崩壊した城をそのまま残し、その城が常に見える位置に自室を置いたり、奇妙とも言える堅牢な城を再建したりと過去に囚われているのです。復讐のためにヒロインの意思を全く無視して結婚するヒーローですが、冷酷な男性かと思いきや、実は言葉足らずで不器用な男性なのです。ヒロインの方は、前作のヒロイン同様に絶世の美女(これはジュリー・ガーウッドの作品の共通項ですよね)ですが、物を無くす名人で(履いている靴も忘れて来たり…注意力散漫なのか?)戦士たちもビックリするほど大食漢だったり、裸馬を乗りこなそうとするじゃじゃ馬ぶりも見せたりと、とっても前向きで明るい女性です。最初からヒロインに惹かれているのに認めようとはしないヒーローの頑なな態度にイライラしながらも、ヒロインの駆け引きしないストレートな愛情表現に胸を打たれたり、前作同様楽しめた作品でした。でも、私的には前作の方が面白かったかな〜と思います。それに、ヒロインが幼い頃にヒーローにプロポーズしたくだりのエピソードが少なかったり、子供たち1人1人にメダリオンを送るような愛情深い父親のはずが、見も知らぬ男に大事な娘を嫁がせたりと「う〜ん?」と思う点が多々あるのが気になりました。でも、彼女の作品は何かが足りないというのが間々あるので、しょうがないかと諦めました(笑)

Comments

こんにちは。私もnagisetuさんと同意見です。全体的には及第点で部分的には面白いのですが、?な展開もありますね。前作も最後の設定がもっとドラマチックなら良かったけど、元婚約者が情けないし、こんな奴にそんなに宝石あげなくても・・・と思ってしまいましたv-16
ラストがもっと盛り上がれば名作になったのにと思うのは私だけでしょうか?
今回も義母の人間性が書き切れていないので終盤急展開してう〜んって感じでした。
と、辛口の部分を書きましたが、全体的には面白かったので、再読するし、彼女の作品は今後も読み続けます〜。

  • [2008/02/15 12:15]
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  • れもんねこ
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れもんねこさん、今晩は!
同意見でホッと一安心です(笑)
彼女の作品は詰めが甘いのですよね。前作の宝石云々のところは私も同意見ですが、あの場面は他のクランの人たちにも認められたということなんでしょうね。最後のシーンがパッとしないのは今回の作品にも言えることですよね。何だかグダグダ感があったような…(笑)
辛口批判になってしまっても彼女の作品は好きなんですよね〜。許せてしまうというか…。

  • [2008/02/16 00:00]
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  • nagisetu
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