キャスリーン・E.ウッディウィス 「まなざしは緑の炎のごとく」villagebooks
本作品は、2005年9月に発売された「炎と花」の続編になり、「炎と花」のヒーローとヒロインの息子ボールガード・バーミンガムがヒーローとして登場します。
この作品は、「炎と花」が発売されてから25周年を迎えた記念に書かれた作品なんだそうです。
キャスリーン・E.ウッディウィスのHPはこちら→http://www.kathleenewoodiwiss.com/
The Elusive Flame
「炎と花」のヒーロー弟ジェフのお話はこちら↓
1825年、ロンドン。12歳の時に両親を事故で亡くしたアメリカン人のセリニーズ・エドリン・ケンドールは、後見人のリディア・ウィンスロップのもとで暮らして来たが、リディアが急死したため、彼女の唯一の親戚、アリステア・ウィンスロップに着の身着のまま屋敷を追い出されてしまう。困り果てたセリニーズは、アメリカにいる叔父の元に帰ろうと決心し、波止場に停留しているチャールストン行きの船を捜すが、そこで偶然見付けたのが、亡くなった父親の教え子で、幼い頃ひそかに憧れていたボー(ボールガード)・バーミンガムの商船<オーディシャス>だった。
様々な大陸を旅してきたボー(ボールガード)・バーミンガムは、足枷となる妻を持つことを嫌い独身を貫き通して来たが、冷たい雨が降りしきる中、ずぶ濡れになって<オーディシャス>にやって来た恩師の娘、セリニーズを見た途端、激しい欲望を感じてしまい、船に乗せて欲しいというセリニーズの頼みを聞いて、3ヶ月の長い船旅の間、彼女に対する欲望を抑え、紳士的な態度を取ることに自信がなかった。そのため、彼は知り合いの客船に彼女を託すつもりでいたが、リディアの遺産の全てをセリニーズが相続することを弁護士から聞かされたアリステアが波止場まで追いかけて来たため、未成年の彼女を無事にイギリスから出国させるためには、ボーの妻にするしか手段はなく、アメリカに着いたら直に婚姻無効することを条件にセリニーズと結婚することになる。無事に出航することが出来た2人だったが、セリニーズに対する彼の欲望は日毎増して行くのだった。
いや〜、さすがと言うか何と言うか…。正しく「此の親にしてこの子あり」と言う感じのヒーローでしたね。のっけからグイグイと作品の世界に引っ張り込まれてしまい、最後まで飽きることなく楽しめました。
ヒーローは、世界中を旅する船乗りなので、結婚して家庭を持ったら陸に上がらなければならないと考えていたため、独身を貫いていました。しかしヒロインと出会い強烈に惹かれてしまい、一時は「契約結婚」だと自制するのですが、ヒロインを前にすると理性が働くなるのです。結婚を継続するつもりがないのなら近づかないでと言うヒロインに対して苛立ちを募らせていくのですが、性欲を我慢し過ぎて、暴言を吐くヒーローが何だか可愛かったです。この辺りも、父親そっくりでした。ヒロインは、純粋無垢で愛らしく美しい、画家という才能もあって召使に対してもとても優しいというパーフェクトな女性です。しかも17歳という若さにも関わらず、ヒーローを手懐けてしまうほど、頭の切れる女性なんですよね。お互いに唯一無二の存在なのに、誤解が生じてすれ違ってしまう、そんな2人の仲を修復させるためにヒーローパパが自分の犯した過去の過ちを息子に告白するのです。幾つになっても息子を愛するブランドンパパがとっても素敵でしたね。
- [2008/01/23 18:23]
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Comments
ほんと、ボーはお父さんそっくりですね。でもヘザーとブランドンの息子だから、多分絶世の美男子なのでしょう。見てみたいですね、弟のジェフがすっかり、結婚して子供が4人もいるなんて・・・、ジェフの話も早く、翻訳されるといいですね。私はウッディウスの本は6冊持っているのですが、全部で14冊書かれているとのことで、いつか、全部翻訳されることを願っていますよ。
yoneさん、今晩は!
ええ、ほんと、ソックリでしたね(笑)そうですよね、あの2人の子供だったら絶世の美男子ですよね。その点は全く注意せず読んでいました(笑)ジェフのお話、私も読んでみたいです。「炎と花」を再読したいのですが、今は読むものが他にもたくさんあるので、しばらくしたら再読します。ウッディウィスの作品は「狼と鳩」「緑の瞳」だけ持っていますが、yoneさんは「風に舞う灰」をお持ちですか?もしお持ちなら聞きたいことがあるのですが…。
こんばんわ、「風に舞う灰」持ってますよ。続編も・・・・。私は「狼と鳩」が手に入らなくて、今はあきらめモードになっます。
yoneさん、こんにちは。
「狼と鳩」は、今年の後半にソフトバンク文庫から新訳で出版されるそうですよ。あと、「冬のバラ」と遺作となった「Everlasting」も…。
「風に舞う灰」の聞きたかったことですが、ヒーローはヒロインと出会ってから他の女性と結婚したのですか?どこかでチラッとあらすじを読んだことがあって、ずっと気になっていたのです。「風に舞う灰」は全部で4作あるのですよね?
こんばんわ
おたずねの件ですが、確かにヒーローは他の人と結婚したり、その後、特定の愛人がいたり、南北戦争をはさんで、波瀾万丈です。ヒロインは戦争のさなか、自分の農場を焼かれ、その土地を離れるにあたって、少年になりすますんですね、だから、ヒーローはいつまでも女性であることに気づかない、(だから最初、他の人と結婚しても、仕方ない状況だったわけで、)その上、意地悪な伯父のせいでお互いを誤解して、その結果、長い間、それぞれの思いを知らずに過ごしてしまうんですね。まあ、1部、2部とも上下2冊でとっても読みでがあります。最後のページがとっても感動的でしたよ。私は「花と炎」以外に「風に舞う灰」4冊、「冬のバラ」、「緑の瞳」「シャナ」それぞれ上下巻を持ってます。「狼と鳩」が出るんですね、それは楽しみで嬉しいです。
yoneさん、こんにちは。
教えていただきありがとうございます。ちょっとだけあらすじを読んでいたので、この作品は読めそうにないな(好きではないな…)と思っていましたが、そうでもなさそうなので安心しました。ただ、かなり入手困難のようなので(お値段が高いです!)いつの日か新訳で出ることを祈っています。「シャナ」はあまり評判が良くないみたいですが、「狼と鳩」は凄く面白いと聞きました。「狼と鳩」は持っているのですが、なかなか読む機会がなくて…新訳が出る前に読んでみますが、訳者が変わると作品の雰囲気もガラっと変わるので、それはそれで楽しみです。
ウッディウスの作品のなかでは「花と炎」と「狼と鳩」が人気ですよね。この本もオークションではかなり高値で取引されていて、私など手が届きません。「風に舞う灰」はまだ楽天でフリマがあったときにかなり安く(2冊3000円)で、それも出品者の言い値で購入しました。多分今ではそんな値段では買えないかも知れませんね、順次、再版してくれることを願うばかりです。ちなみに「シャナ」は設定が割と突飛なので(結婚などしたくないヒロインが遺産相続のために死刑囚と婚姻関係を結ぶという)その後の展開が、ヒロインの性格も相まって、けっこう心身共に波乱万丈です。私はこの話は嫌いではありませんが・・・・。
yoneさん、今晩は。
楽天のフリマは私も利用していましたが、無くなってしまったので残念ですね。ヤフーのオークションは参加する時間も労力もお金もないので、これはやっぱり新訳で出版されるのを待つしかないのでしょう…。
「シャナ」ですが、yoneさんのコメントを読んだら何だか読みたくなってきました!と言っても、手に入らないのですが…。
今月の読みたい本No.1だったのですが、未読本を片付けるためまだ購入してません
面白そうなので早く読みたいです。
うっディウスの作品では私は「冬のバラ」が一番好きです。「狼と鳩」は暴れになるので上手く書けませんが、最終的に「良かった〜」となる事柄について、もう少し早く教えてよ、お母さん、って感じでした(笑)
どの作品も粗筋よりは実際読んだあと、良い作品に思えるので、ある意味得した感じになりますよ。
れもんねこさん、今晩は。
とっても面白かったですよ!両親のロマンスを再現しているようでした。
「冬のバラ」がお気に入りとのこと。ソフトバンク文庫から再販されるので、早く読みたいです!
どの作品も粗筋は当てにしない方が良いみたいですね〜。
こんばんわ!
ウッディウィス作品は読んだ事がなかったのですが、皆さんの盛り上がりを見て、ブックオフで「炎と花」上下巻を購入、この週末に一気に読んでしまいました。すごく面白かったです♪
今日、早速「まなざしは〜」を購入しましたが、平日はあまり時間がないので週末にまとめて読みたいと思います。早く読みたくてウズウズしてます(^^;
他の作品は読みたくても古本でも高値で手が出ないので、どうにか再版して欲しいものです・・・(涙)
追伸
日によって違う名前を名乗って書き込みをしてるようで、紛らわしくてすみません(汗)
さっき気付きました・・・
こんばんは。ウッディウス、懐かしいです。最初に読んだのはもう20年以上前になるかと思うと歳をとったものだと悲しくなりますが、良い作品は不変なんですね。皆さんのコメントを呼んでうれしくなりました。彼女の作品がオークションで取引されているとは知りませんでした。押入れの奥の方にすべてそろっているはずなんで、久しぶりに探し出して一気に読んでみようかな。ちなみに最初に読んだのは「狼と鳩」。当時は「冬のバラ」と「シャナ」がお気に入りだったような気がします。
rockwellさん、今晩は!
「炎と花」を再読したいのですが、なかなか時間が無くて…。彼女の作品は、私も高くて手が出なかったのですがソフトバンク文庫から再販されるので、これでやっと読めると喜んでおります(笑)
追伸
お名前はどちらでも大丈夫ですよ〜。
リトルブランチさん、今晩は。
もしかして原書読みのlittle branchさんですか?違っていたら御免なさい!
20年も作品を残して置いたなんて素晴らしいです。
今のところ「炎と花」だけが新訳されていますが、旧訳とどう違うのか比べてみたいのですよね。翻訳の仕方も雰囲気も違うはずだと思うのですよ。訳者の感覚というのでしょうか…。その時代に合った翻訳をしているはずなので、言葉使いとかも違うのでしょうね。
覚えていただいてありがとうございます!!ウッディウスの作品も随分昔に原書を一冊購入したのですが(当時未訳)、さすがにヒストリカルは手ごわくって、いまだにしまってあります。好きな作品って捨てられないんですよね。リンダ・ハワードのシルエット第一号(?)もあるはずです。当時大好きだった作家達がメジャーになってくれてこちらまで嬉しくなります。(ウッディウスと関係なくてすみません)ところで、翻訳といえば、昔ロマンス小説の翻訳家を目指したことがあるんですよ。結局、読むは易し行なうは難し、で、ビジネス翻訳に転向し、今は英語講師です。確かに当時は言い回しが古くって違和感のある訳もありました。翻訳の良し悪しで作品も大きく変わりますものね。読み比べ面白そうですね。
リトルブランチさん、今晩は!
原書読みのlittle branchさんで正解だったのですね(笑)
好きな作品は捨てられないって、すごく分かりますよ!売ることも出来ないですよね?いつか再読するのでは?と思って小学生の頃に集めた小説とかも実家の押入れに閉まってあります(母には整理が出来ないと嫌がられていますが…)
翻訳者になる夢をお持ちだったと聞いて、驚きと羨ましい思いでいっぱいです。確かに読むは易しですよね。翻訳者の方はかなりプレッシャーが掛かる仕事だと思いますよ。どんなに素晴らしい作品でも表現力が無くては翻訳は難しいですものね。ビジネス翻訳も難しいのではないですか?私は仕事柄、自分が作った資料を翻訳会社に依頼して英語版にしてもらうのですが、会社特有の言葉を英語に翻訳するのって英語が堪能な人でも難しい作業なんですよね。話せなくても良いので読めるようになりたいですね〜。
出版情報
ソフトバンク文庫で2008年後半に「狼と鳩」「冬のバラ」そして遺作のeverlastingが新訳で出版予定だそうです。
「炎と花」ですっかりファンになって嬉しいのですが、同じ出版社で版権を取れないのは、やっぱり人気があるからなんでしょうか?それにしても楽しみです。
ノースランドさん、初めまして今晩は。
コメントありがとうございます!
再販決まって「やったぁ!」って感じですよね!villagebooksで版権を取れなかったのか、取る意思が無かったのかは分かりませんが、どちらにしても読者としては嬉しい情報ですよね。私も「炎と花」でハマりましたが、良い作品は長い歳月が経っても色褪せないのだと思いました。他の翻訳されていない作品もどんどん翻訳して欲しいですね。
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